体調管理に気を配ろう
経営者として体調管理は必須であり、健康な状態で仕事をできるような工夫をすることが大切です。体調が悪いと体がうまく動かないだけでなく、精神的にも落ち着かずネガティブな考えになりやすいのです。
それではどのように体調管理をすればよいのでしょうか。また体調管理を怠るとどのようなリスクがあるのでしょうか。それぞれご紹介します。
体調管理のポイント
体調管理をするためにはいくつかポイントがあります。できるだけ体調を整えて仕事に臨むためには、睡眠時間の確保や運動を含めた生活リズムを整える事が大切です。
睡眠時間の確保
日本はいまだに睡眠時間を削って仕事をする人のほうが、評価が上がる傾向があります。また世界中で日本人は、働き過ぎ、睡眠不足と言われています。
忙しいから睡眠時間が減るのは仕方ないと考えがちです。
しかし、実際には、睡眠時間を確保しないと効果的に仕事をすることはできません。
睡眠不足になると、思考力や集中力などの考える力が低下します。
また、食欲を抑制するレプチンというホルモンが減少し、食欲を増進するグレリンというホルモンの分泌が増えることから、食欲を抑えきれずに肥満や高血圧のリスクが高まります。
睡眠にはストレスを発散する効果もあるのですが、睡眠時間が減ると、ストレスが解消されず、精神疾患につながりやすくなります。
食欲が抑えきれなくなるのは、睡眠でストレスを解消できないためでもあるのです。
このように、睡眠時間をしっかりと確保しないと生活のあらゆる面が悪循環になります。
午前中からあくびがでたり、食欲がコントロールできなくなったりしたときは、睡眠不足の可能性があります。
適度な運動とリフレッシュ
トップの経営者といわれる人たちの中には、仕事の前にランニングをしたり、ジムで汗を流すなどの運動をしている人が多くいます。これは運動をすることによって、仕事面でも良い影響があるからなのです。
運動をすると、体中の血行がよくなるので体調を崩しにくくなります。
経営者は体が資本なので、体調管理は必須です。
また、運動は体に良いだけでなく脳の活性化にもつながります。
仕事の前に運動をすることは、より良い仕事をするための準備ともなるのです。
毎日のルーティンを守る（生活リズムを整える）
一流のスポーツ選手の中には、毎日の生活パターンを決めてそれを守っている人が多くいます。生活をルーティン化することで、精神的に落ち着くと言われてるからです。緊張する場面こそ、日ごろからルーティンを守っている人の方が力を発揮しやすいのです。
毎日のルーティンを守ることは、生活リズムを整えることにもつながり体調管理もしやすくなります。極端に睡眠時間を削ったり、寝すぎたりすることもありません。
また、就寝時間を決めることは、夜だらだらと仕事をするのではなく、決まった時間の中で集中することにつながります。仕事が効率化されていくのです。
体調管理を怠るリスク
体調管理を怠ると、集中力が落ちて仕事がうまく進まない状況になりやすくなります。
しかしそれだけではありません。
場合によっては突然死などの最悪なケースにつながる可能性もあります。
疲れやすく集中できず仕事がはかどらない
体調管理をしっかりしていないと、疲れやすくいつも以上に仕事の効率が悪くなります。
また、クレーム対応の時なども、脳の回転が悪くて良い対応ができず、相手にも悪い印象を与えることになってしまいます。
仕事の効率が悪くなると、同じ量の仕事を長い時間かけてすることになり、さらに睡眠時間を削ることになり悪循環となるのです。
40代男性に多い突然死
これまで元気に仕事をしていた人が、40代になって突然倒れてそのまま亡くなってしまう突然死になるケースがあります。ガンなどは早期発見をすれば治ることも多いのですが、突然死は前触れがない分より怖いのです。
しかし、突然死を防ぐ方法はあります。
それはバランスの良い食事をすることと、内臓脂肪を減らすことです。
男性が40代になると、メタボといわれても、体重を落とすのもなかなか難しくなります。
しかし、食事を工夫するだけで、代謝がアップし、内臓脂肪を減らすことができます。
ここで気を付けたいのが、栄養のバランスです。
ダイエットは食事制限と考える人が多いのですが、必要な栄養素が足りなくなってしまうのは逆効果です。バランスよく、1日3食きちんと摂取することの方が大切です。
体調管理、自分の体に気を配ろう
経営者はあくまで体が資本だということを忘れてはいけません。良い仕事をするためには、体調管理が必須となります。体調が安定しないと、クライアントの信頼を得ることができず、集中力も落ちて良い仕事へとつながらないのです。
そのためには、睡眠時間の確保やバランスの良い食事、また適度な運動が大切になります。
効率的な仕事をするために、自分の体に気を配ることを忘れないようにしてください。
特に経営者になると、あなたの代わりはいないからです。
