営者にとって、コミュニケーションをスムーズに取るのは大切なことです。しかし、
「人と会う約束があると緊張してしまう」
「部下とのコミュニケーションの取り方がわからない」
と悩んでいる経営者の方も多いのではないでしょうか。

コミュニケーションは、相手によって合うスタイルが違うので、悩んでしまいがちですよね。
ビジネスでのコミュニケーションには、社外と社内の2パターンがあります。
今回は、そのうち社員との社内コミュニケーションで必要な能力をご紹介します。

 

なぜコミュニケーションが大切なのか?

「部員がバラバラだったが、チーム一丸となることで良い結果を残せた」
学生時代の部活で、このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
コミュニケーションが円滑に進むと、職場の空気も良くなり、パフォーマンスも上がる可能性があります。
職場の雰囲気がピリピリしていたら、部下もあなたに提案をしにくくなるでしょう。
ある調査によると、リラックス状態の方が緊張状態よりも良いアイディアを思い浮かびやすくなるそうです。
そのため、強い組織を作るためにはコミュニケーションが大切になります。

かと言って、部下のプライベートにまで介入したり、自分の考えを押し付けたりするのは禁物です。
場合によっては、部下からパワハラと捉えられかねません。
しかし、そうなると「どのようにコミュニケーションを取れば良いのだろう?」とますますわからなくなってきますよね。

そこで、社内でのコミュニケーションをさらに
・情報面でのコミュニケーション
・感情面でのコミュニケーション
の2つに分けて、それぞれのコツをご紹介します。

情報面でのコミュニケーション

経営者が仕事をする目的は、「会社の業績を上げること」です。
社内でのコミュニケーションは、その目的を念頭に置いておく必要があります。

業務に関する情報は、しっかり伝達し、社員が仕事をしやすい状況を作る必要があります。

このとき
・具体的な数字で説明する
・形に残る伝達手段を取る(メールや書面など)

といった工夫をすることで、お互いの確認作業を楽に済ませることができるのでおすすめです。

また、コミュニケーションはあなたと部下の双方から行われるものです。
あなたが持っている情報を一方的に伝えるだけでなく、部下からの情報も積極的に受け取るようにしましょう。
このとき、感情的になりすぎないように注意が必要。
「ここはこの方が良くないでしょうか?」「私はこう思います」という意見が出たとしても、
論理的に考えてから返答することが大切です。

たとえその意見を採用しなかったとしても、部下は「意見をちゃんと聞いてくれた」と感じて、あなたへの信頼感も増すかもしれません。
コミュニケーションというと、「話す」方を重視しがちですが、実は「聞く」方が大切なのです。
そのため、部下からの情報を「傾聴する」意識を持って、コミュニケーションを取るようにしましょう。
また、「部下に追い抜かれたくない」「自分の経営に口を出されたくない」といった意識も禁物です。

感情面でのコミュニケーション

経営者の仕事の大きな目的は、業績を上げることですが、一方で、社員を育てることも、経営者の大切な役割の一つ。
優秀な社員に育ってくれたら、会社の業績もアップするはずです。
そのためには、社員のモチベーションを高めることが重要となってきます。
先ほどご紹介した情報面でのコミュニケーションでは、正確さや聞くことがキーワードでした。
感情面でのコミュニケーションでは、「肯定」がポイントです。
部下はあなたより社会経験や人生経験が少ないことが多いでしょう。
そのため、仕事でミスをしたり、立ち回りが上手くできないこともあるかもしれません。
そうした際に、叱責だけするのはNG。社員のモチベーションを保つためにも、叱ると同時にきちんとフォローすることが大切です。
たとえば、仕事への姿勢を認めるたり、「過程は合っていた」ということを伝えたり褒めたりすることで、
やる気を削ぐことなく、注意をすることができます。

また、感情面でのコミュニケーションを取る上で知っておきたいのが、元ラグビー選手の平尾誠二さんの考えです。
平尾さんは、優れた指導者としても知られています。

彼が掲げている「叱るときの4つの心得」が、
1. プレー(行動)は叱っても人格は否定しない
2. あとでフォローする
3. 他人と比べない
4. 長時間叱らない
です。

社員のモチベーションを高く保つためにも、こうした点に着目してコミュニケーションを取るようにしましょう。

まとめ

今回は経営者に必要なコミュニケーション能力を、
・情報面でのコミュニケーション
・感情面でのコミュニケーション
の2つに分けてご紹介しました。
コミュニケーションは双方向から行われるものです。
ひとりよがりな伝達にならないよう、部下からの言葉にも耳を傾けた上で、
きちんとあなたの意見を伝えるようにしましょう。
また、叱責した際は、あとでフォローすることも大切です。
今回ご紹介したポイントを参考に、社内でのコミュニケーションを取ってみて下さい。