型コロナウイルスの影響で、企業は次々にテレワークを導入してきました。日常業務だけでなく、新卒採用の面接もオンライン形式で行われることも珍しくなくなりました。コロナの影響で採用スケジュールが遅れている企業もありますが、県境を越えた移動に抵抗を覚える学生がいることも事実で、より多くの希望者を募るためにもオンライン就活に対応するべきです。

 

1.オンライン就活の環境は簡単に整えられる

就活において企業側は、学生に自社を紹介する説明会と採用面接を実施しますが、これらをオンライン化することは難しくありません。
まずは説明会と面接をどのようにオンライン化するのかをみていきましょう。

■Web説明会


学生に自社の特徴を知ってもらう説明会ですが、新型コロナウイルスの影響で合同企業説明会は軒並み中止となりました。
代わりに各社独自のWeb説明会が増えてきています。説明会を簡単にオンライン化する方法はYouTubeを活用することです。
YouTubeはアカウントさえ作成すればだれでも無料で動画投稿をすることが可能です。
プレゼン形式で自社を紹介していき、その様子をビデオで撮影します。
あとはその動画ファイルをYouTubeにアップロードすることで、オンラインで自社の説明ができます。

YouTubeの動画はWebサイトに埋め込むこともできます。
YouTubeのサイトからコピーした動画のHTMLコードを、自社ホームページにコピーすることで、
ホームページにアクセスした学生をシームレスに説明動画に誘導することが可能です。
こうした録画配信は何度でも再生できるというメリットがありますが、学生が抱いた疑問にすぐに回答できません。
学生と直接やり取りできるWeb説明会を開きたいなら、YouTubeのライブ配信機能を使いましょう。
ライブ配信だとリアルタイムで説明会を実施できます。

YouTubeのチャット機能を利用すれば、学生が動画を見ながら質問ができるので、
その場で疑問に回答することも可能です。説明会用に作成した資料がある場合は、
PDF等の電子データにすることでホームページからダウンロード配布ができます。

■オンライン面接


オンライン面接をするために使える無料ツールは、Skype、Zoom、Wherebyなどいろいろあります。
こうしたツールは求職者側の端末にもインストールしておく必要があるので、どの通信ツールを使うのかを決めたら、
それを事前に学生にアナウンスしてインストールしてもらうようにしましょう。
また、インストールしたからといって必ず使えるわけではありません。
端末の設定や、電波の状態でツールが正常に動作しない場合も考えられます。
面接開始早々にトラブルが起きないように、一度求職者と正常に通信ができるかチェックしておきましょう。

また、最初は正常につながったものの、面接途中で通信が途切れてしまうトラブルも考えられます。
そのときに備えて、通信が遮断されたときはどういう手順で再接続するかを面接の冒頭で求職者に伝えておきましょう。

 

2.オンライン面接でチェックするべきポイント

面接にはいくつものチェックポイントがあり、それがスカウトの基準になっています。
しかし、オンライン面接となると通常の面接とは勝手が違うこともあり、チェックするポイントが変わってきます。
オンライン面接では、求職者のどういった点に注目していくべきかを紹介します。

スマホを固定しているか
オンライン面接にスマホを使う学生もいます。
スマホを使うこと自体は悪くありませんが、問題はスマホを固定して使っているかどうかということです。
スマホを手に持っていると手ブレが発生して面接官は面接に集中しにくくなるでしょう。
また、スマホをテーブルの上に置いて使うのは面接官は見下ろされる形になります。
こうした学生は、自分が相手にどうみられているか考えが足りないですし、面接の環境を整えていない準備不足とも言えます。

よそ見をしていないか
オンラインでやり取りをするときは、お互いがカメラを見ないと視線が合いません。
しかし同時に画面に映っている相手の顔も見ないといけないので、どうしても視線が合いづらくなります。
それは仕方ないことですが、求職者が明らかに下を向いたり、カメラや画面外に視線を走らせていると、それはカンペを確認しているかもしれません。
頻繁に視線を逸らす学生がいれば要注意です。

服装で手を抜いていないか
オンライン面接になると、求職者のなかには家で面接を受ける人もいるでしょう。
家であってもそこは面接会場と同じなので、面接官は相手の服装をよく見るようにしましょう。
一見スーツをきちんと着ているように見えても下半身は部屋着など、服装がルーズになっていることも考えられるからです。
オンライン面接だと相手の全身が見えないので、学生が真剣な姿勢で面接に臨んでいるか、面接官は見える範囲で服装を細かくチェックする必要があります。

通信が途切れたときに冷静に復旧できるか
もし、オンライン面接途中に通信が途切れてしまった場合は、求職者のトラブル対応をチェックするチャンスです。
落ち着いて再接続できればいいですが、相手が焦って再接続に長く手間取っていると、とっさのトラブルに対応する能力が弱いとわかります。
オンライン面接では接続トラブルも相手を知る機会になります。

3.今後の状況を想定して就活のオンライン化に対応しよう

2020年5月25日に全都道府県で緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルスが終息したわけではありません。
今後の感染者の推移が増加傾向になると、緊急事態宣言が再度発令される可能性もあります。
常に悪い状況を想定して、企業と学生が安全安心な就活ができるように、就活のオンライン化に力を入れておくべきでしょう。