会社の顔である経営者。
どのような経営者の元で働きたいか、また自身がどのような経営者になりたいか。
そのような悩みがあり、この記事に目を通している方もいらっしゃると思います。
成功する経営者とはどのような人なのでしょうか?
この記事では魅力的な経営者の共通点についてご紹介します。
成功する経営者の共通点「人として魅力的」
一般的に経営者は孤独であると言われています。
経営者が判断することは会社の今後を左右することが非常に多いからです。
そのようなことを詳細まで他者に相談することは難しく、より孤立する原因になります。
また、重要な判断を行う機会があるからこそ、客観的に自分自身を省みる機会が必要です。
他の人からの意見が欲しいと思っても、経営者に意見をするというのはなかなか難しいものです。
では、どうすれば会社や社会で孤立せず、魅力的な経営者になれるのでしょうか?
魅力的な経営者になるためのコツ①:自然と人が集まる経営者になる
話をしていておもしろい、一緒にビジネスをやってみたいと思える経営者が魅力的な経営者です。
新一万円札に描かれることで注目を集めている日本の実業界の父、渋沢栄一氏の著書に『論語と算盤』があります。
その著書には「経営者は、論語と算盤という一見相反する2つの要素を併せ持っていなければビジネスで成功できない」と示されています。
それはつまり、論語=人間的魅力、算盤=ビジネスを遂行する力、この2つのバランスが必要であるということです。
人間的魅力はオフビジネスで高まることもあります。
ビジネスの会話以外に、漫画にゲーム、お酒に登山にキャンプなど詳しく話せる話題があれば、そのことをきっかけに人脈が広がります。
また、その広がった人脈から異見、進言してもらえたときには、耳を傾けることが大切です。
異なった考えに触れる、そのことが多様な考えを受け入れ視野を広げるきっかけになります。
魅力的な経営者になるためのコツ②:助けたくなる経営者になる
バリバリと仕事をこなす経営者の方も多いと思います。
しかし、あまりに完璧すぎるとどこか近寄りがたく、異見や進言をもらうことは難しくなります。
少しだけ突っ込みどころや苦手なことがあると、人として愛嬌があり、近づきやすくなります。
魅力的な経営者になるためのコツ③:人として余裕がある経営者になる
会社を回すことは常にプレッシャーがあり、ストレスのかかるものです。
しかし、難しい表情をしていたり、常にイライラしているようでは魅力的な経営者にはなれません。
忙しい時ほど深呼吸をしておおらかに過ごしましょう。
成功する経営者の共通点「ビジネス遂行能力」
良い経営者の共通点はずばり、ビジネス遂行能力の高い経営者です。
仕事の効率を上げ、利益率をあげているのがよい経営者と言えます。
そのために具体的な取り組みを2点ご紹介します。
ビジネス遂行能力をあげるためのコツ①:システムを利用し、効率化する
システムを導入することにより、今まで人が行っていた時間をカットすることができます。
また人が行うよりもシステムの方が早く行うことができる作業もあります。
初期投資はかかりますが、長期的な目で見ればお得です。
自社に合ったシステムを見つけ、導入するのがおすすめです。
ビジネス遂行能力をあげるためのコツ②:効率の良い仕組みを推奨する
経営者として仕事を効率化することを社内の中で推奨していきましょう。
業務の責任者が、業務をマニュアル化したり、業務フローを用意することにより、社員が新しい業務を行う際の負担が軽減できます。
社員が何を負担に思い、何が足りないと思っているかを考え、そしてそれらを経営者自らが仕組み作りをすることにより補っていけば、結果的に社員の満足度を高め、生産性があがります。
細かいところに目を配り、何を効率化すればよいかと考え、推し進めていきましょう。
成功する経営者の共通点・番外編
良い経営者になるために、社内に自分の右腕となる人材を育てましょう。
その人材は経営者に対し、「忠誠心」と「ふてぶてしさ」を持っているのが理想的です。
「忠誠心」はもちろん大事ですが、それだけでは経営者に異見や進言を行うのは難しいです。
「ふてぶてしさ」を持つことにより、経営者への異見や進言を行うことが可能になります。
また社外では、仕事のことやプライベートのことを何でも相談できるメンターを持つと良いです。
ロールモデルであり、師匠であり、ライバルである存在がいることは大変心強いです。
より多様な価値観を吸収するために、年代の違う2人以上のメンターがいるとよりベストです。
まとめ
良い経営者とは人として魅力的かつ、ビジネス遂行能力の高い人間です。
責任のある仕事で常にストレスを抱えることもあるかもしれませんが、一度肩の力を抜いて表情を柔らかくしてみてください。
そしてどのような人間であれば、一緒に働いてみたいかと考えてみましょう。
オフビジネスの場で趣味に没頭するのも良いことです。
オンとオフのバランスを上手にとってより魅力的な経営者を目指しましょう。