捨離は世界的にブームになっています。画期的な片付けの方法として知られていますが、本来の断捨離とは様々なものへの執着をなくす考え方のことです。この断捨離をビジネスに取り入れることで、様々なロスをなくし業務効率をアップすることができます。断捨離の概要やメリット、ビジネスへの導入ポイントなどを紹介します。

 

 

1.断捨離とは

断捨離はヨガの思想に基づく、整頓方法として知られています。

ヨガでは断行・捨行・離行の行法があり、これを取り入れた画期的な片付け方法として有名です。

断は不要なものを持つことを断つ、捨は既に存在する不要なものを捨てる、離で物への執着から離れるという意味になります。

多くの人はものにとらわれすぎているため、捨てることに罪悪感やもったいなさを感じてしまいます。

そのような固定観念に縛られた状態からの解放を目指し、より快適な生き方を得ることが断捨離の本来の目的です。

断捨離はヨガの思想としてヨガ指導者沖正弘が提唱し、その後作家のやましたひでこが片付け術として本を出版した。

やましたひでこの本がヒットし、断捨離が世間に広まったのです。

さらに片付けコンサルタントである近藤麻理恵が実践しやすい「こんまり式メソッド」を提唱し、多くの人が断捨離を実践するブームとなりました。

断捨離の方法はいくつかありますが、本当に自分に必要なものを残し、それ以外を全て捨てるのが基本です。

捨てるといってもリサイクルショップに買い取りを依頼したり、必要としている知人などに譲ったりと処分の方法も色々とあります。

断捨離で重要なことは、持ち物一つ一つに対して「必要か」「不必要か」を自分に問いかけることです。

そうすることで、どれだけ無駄なものを手元に置いているかを自覚することができます。

ものの選別を通して、自分の考え方や生き方などを改めることが可能です。断捨離によってシンプルで快適な生き方を手に入れられるため、多くの人が断捨離を実践しています。

断捨離は単なる片付け術ではなく、多くのメリットを持ち無駄を省くという点からビジネスにも取り入れられています。

 

2.断捨離のメリット

断捨離のメリットは、大きく分けて心の整理・無駄のカット・ストレスフリーの3点です。片付けを行うことによって、身の回りだけではなく心も整えることができます。

整理整頓することにより時間などの無駄と様々なストレスを省くことが可能です。断捨離のメリットはビジネスにおいても活用することができます。

心の整理
断捨離によって、不要なものを一掃することで心のデトックス効果を得ることができます。身の回りのものを捨てることで、家や部屋と同様に心もサッパリとスッキリさせることが可能です。

不要なものが多い空間では、ものにとらわれ続けることになります。

ものが多いためにスペースを占領され、片付ける必要を感じてしまうのです。

ものが少なくなればスペースが広くなり、心にもゆとりを持つことができます。

ゆとりがあれば、良好な人間関係の構築にも役立ちます。ものを捨てるか、残すかの選別を繰り返すことでビジネスに不可欠な決断力を身につけることもメリットです。

無駄のカット
断捨離は無駄をカットできる有効な方法です。ものを減らすと、多くの手順を減らすことができます。

例えばデスクの回りを断捨離することで、必要なものを探し回ったりせずに素早く手に取ることができます。

断捨離を実行することで不要なものを手元に残さないという考え方が身につくのもメリットです。

必要のなくなった書類なども、その場ですぐに処分できるようになるため常にスッキリした状態をキープすることができます。

手順や手間が減るということは、無駄な時間もカットできるのが利点の一つです。

ストレスフリー
ものが多く、ごちゃごちゃとした空間では気持ちが落ち着かず、知らず知らずのうちにストレスがたまってしまいます。

常に不要なものが視界に入る状態はストレスが多く、結果的に仕事の邪魔になっているのです。

ストレスがかかる状況ではイライラしやすくなるため、業務をスムーズに進めることができません。

断捨離とは、不要なものによって労力や時間を浪費されストレスを感じる状態から抜け出す方法の一つです。

ストレスを軽減することで精神的な負担がなくなり、よく眠れるようになります。

質の良い睡眠をとれると、心身のコンディションが整い仕事の効率アップにもつながるのでおすすめです。

 

3.断捨離をビジネスに活かすポイント

断捨離を業務改善に活用するためには、まず断捨離ルールを決めましょう。

オフィス内の大量の書類やデータに関しては、それぞれの会社で保管の決まりが異なります。保管ルールが現在の業務に最適かどうか、無駄はないのかを見直すことが重要です。

紙で保管している書類が大量にある場合には一度見直し、保管が必要な分だけにしましょう。書類を確認する作業は時間がかかりますが、断捨離後の効果は絶大です。

保管しておく理由がない書類はオフィスのスペースを圧迫しています。

それを解消することでスペースに余裕ができてスッキリさせることが可能です。

ここで重要なポイントは、社員で断捨離のルールを共有することです。

社員が自己判断で断捨離を行うと、必要なものまで処分してしまうというトラブルが起きかねません。

断捨離を行う際には個人で処分するものを決めずに、必ず上司や他の社員に確認をとるというルールを定めましょう。

独断ではなく数人による確認作業を経て処分するようにすれば、後から困るなどのトラブルを回避することができます。

断捨離においては明確に実行することと、やらないことを決めることで社員全員が同レベルで断捨離を進めることが可能です。

断捨離ルールが定着すれば、オフィスを常に整った状態に保つことができます。

断捨離が定着した後も、定期的にルールや状況を確認し共有することも大切です。

このように断捨離はビジネスにおいて物理的な活用方法がありますが、精神的にも活用することができます。

断捨離は様々な事柄に対して「必要」「不必要」の判断を繰り返すのが特徴です。

仕事に対しても、これらの判断を行うことで効率よく業務を行うことができます。

仕事の優先順位を的確にすることができ、「今」必要な作業や業務だけに集中することができるのが特徴です。

断捨離的思考を身につけることは、現状の把握や無駄を省くことにつながります。

ビジネスでは複数の業務が同時進行することが多く、仕事を積み重ねてしまうことも少なくありません。

そのような場合には自分の能力を仕事量が超えてしまうと、ビジネスのパフォーマンスが大きく下がってしまうため注意が必要です。

仕事量が多い時にも断捨離の思考を持っていると、仕事の内容を的確に把握し優先度を正しくつけることができます。

業務を分類し重要度に応じて取り組むことで、業務効率を向上させ時間のロスも防げます。また断捨離は固定観念からの解放も大きな特徴です。

断捨離的な考え方によってビジネスの場所や時間、やり方などにとらわれない自由な発想を得ることもできます。

 

4.オフィス断捨離を取り入れよう!

断捨離は、いらないものをどんどん捨てる大胆で効果の大きい片付け方法の一つです。

不要なものを手放すことで環境も心も整えることができます。

断捨離は家や部屋の片付け以外にビジネスにも活かすことが可能です。

オフィスの断捨離を実行することで十分なスペースを確保することができます。

また断捨離的思考によって、仕事上の無駄を省き業務効率をアップできるのもメリットです。