小売業飲食店
環境整備とランチェスター戦略に取組み、継続して学ぶことで始まった、社内の変化、成長。

代表取締役社長 金原 章悦様
環境整備を始めて、会社の気質というか、やるべきことが明確になりました。また人事評価制度を取り入れたおかげで、社員がやり甲斐を持てる環境を作れました。この2つを始めたことで、業績と数字がぐんぐんと変わりましたね。

 

 


周辺企業への宴会のご提案営業の実行計画書。ランチェスター戦略に基づきお客様を分類し、エリアを分けて重点的にご訪問する。重点施策は、訪問件数と売上げ、ライバル情報に分けてチェックする

お好み焼の両面焼機。お客様をお待たせせずに提供でき、焼き方も均一になるので人による味のムラなどを防ぐことができる

お客様訪問時のスプクリト。話す順番、内容、話し方、注意点などが決められていて、ロールプレイングで練習をしお客様をご訪問する。営業が苦手でも、決まった方法で決まったことを話すことで成果を上げられる仕組みになっている

テーブルごとに時間を計測できるタイマー。新規のオーダーが入ったらタイマーを作動させ、1品目を10分以内に提供。2品目からは15分で全品を提供する。時間を過ぎると、赤表示に変わるのでお客様へ提供時間の報告へ行く仕組み。報告することで、お客様のクレームを減らすことができる

 

環境整備がすべての原点

金原社長の環境整備に関する考え方は、数字に直結されている。
「環境整備をキッチリやって定着すれば、数字もちゃんとついてくるし、成果も上がるということにリンクしているのが分かってきました。」
テイルでは、物的環境整備の実行計画書と、営業活動用の実行計画書の2つを使い成果へとつなげている。営業活動では、飲食店でありながら、お客様の来店を待つのではなく、ランチェスター戦略に基づき、宴会のお客様獲得のために近隣の企業へ営業に出て行く戦略をとっている。
売れる商品を追求し、お客様の声で改善を進めるテイルでは、原材料を大量購入によるコストダウン、セントラルキッチン導入による原材料仕込みの均一化と、在庫、人件費の削減、売れる商品に絞ったグランドメニューの改善、ロールプレイングによる従業員教育など、従来の飲食業界の常識に捉われない改革が、スピードを持って実行されている。お客様と直に接する場となる現場では、お好み焼の両面焼機の導入や、道具、材料の定位置管理、タイマーによる商品出し時間の計測など、お客様をお待たせしない、スピードを意識した戦略で差別化を図っている。


物的環境整備の実行計画書。整理、整頓、清潔を重点施策にPDCAを回している

 

現場の声

環境整備はお客様満足のため

ある企業で、Gアップや幹部塾の研修へ行って数字の見方が変わりました。お客様が求めていて、粗利の高い商品を売れるようにするという方針になりました。お客様への営業も、決まったフォーマットを使ってお伺いするようにしたり、実行計画書で継続してPDCAを回せるようになり、環境整備はお客様に満足して頂く為にやっているという共通のキーワードで会社が動くようになりました。

価値観の共有が出来るようになりました

環境整備を通じて、仕事の取り組み方が変わりました。以前は行き当たりばったりなところがあったんですが、チェック表を元に、いつまでに、何をやるか、いつ終わらせるか、という計画を立てて進めることができるようになりました。
また入社3カ月目までのスタッフの接客面での規律やお辞儀、挨拶の仕方、声の出し方等新人教育を担当していますが店舗や人によってやり方が違うことが無いように、全員で価値観を合わせて共有出来るようになりました。