遊技業
パチンコ店、インターネットカフェ、カラオケ店運営。余暇生活の充実を目指す企業として、地元に根ざしたプロジェクトを進行させ、地域ナンバー1の認知度を目指し急成長を続けている。

代表取締役社長 金光 淳用様
環境整備は社員を縛る仕組ではなく、自発的に自由に行動するための土台となるもの。上手くいっている人の真似をし、量を重ね、その真髄を理解する。さらに量を重ねて自分のオリジナルになる。真似することで変化するスピードも早くなります。

 

 


店舗開店前の電源立上げのフォーマット(左)と、停電発生時の対応フォーマット。時間の流れと手順、するべきことがひと目で解るようになっている

お客様がどの地区からいらしているのかを、細分化して分析。チラシ広告で補えないエリアには、タウンメールを配信しお客様の数を増やすように改善した

ライバル店との、お客様数シェア率の年計表。グラフで表すことで、ライバルとの数字の差が解りやすくなり、店舗スタッフ全員で情報が共有でき月の目標を立てやすくなった

「千葉を元気にするプロジェクト」は、店舗のある地域の協賛店を募り、お客様がハップスの会員カードを提示すると、割引などの特典が受けられるシステム。ロゴをデザインしたことで、協賛店を集めやすくなり地域の活性化に貢献している

 

社員の自発性を伸ばし千葉県ナンバー1 企業へ

社員が同じ方向へ進もうとするときに欠かせないのが、環境整備と経営計画書だ。自社の弱みは徹底力とコミュニケーションだと考えていらした金光社長。「徹底とは環境整備のなかの『整頓』の部分だと考えたんです。ですから2年前の環境整備点検のパクリ改善では、整頓だけしかやってはいけないというルールにしました。私は文房具の位置を揃えることを重点項目にして、とことん×をつけました。共有の物を整頓するには、それを使う全員がルールや情報を共有できないと整わないですよね、そこが揃わないと、お客様に対しての接遇もバラバラになってしまいます。パチンコ業界は、サービス面や広告戦略でも、基本的には横並びなんです。ではなにで差別化するかといえば、お客様への徹底度合いだと思います。その徹底さが伝わると、お客様から信頼されてリピートしていただけるのだと思います」
経営計画書やルールの徹底、環境整備は社員を縛る仕組ではなく、社員が自発的に自由に行動するための土台となるものだとおっしゃる金光社長。そのために必要なのが、量をこなすことだそう。上手くいっている人の真似をするのでも、量を重ねていくことでその真髄を理解することができ、数多くやることでそれが、自分のオリジナルになり、また真似することで、変化するスピードも早くなるとおっしゃる。


環境整備点検の点数と順位がひと目で解るようになっている、環境整備点検結果グラフ

 

現場の声

環境整備で会社全体が明るくなりました

私が入社した年から環境整備が始まりましたので、特に抵抗感もなく取組むことができました。スタートしたばかりの頃は、各店舗間でのコミュニケーションもなかったですし、お客様からのクレームも聞き流しているような状況でした。アソシエート(アルバイト)さんも自分のことをやるだけだったのが、今では店舗同士で、情報や改善の横展開ができるようになり、お客様の声に対してすぐに改善するようになりました。アソシエートさんも環境整備や改善に協力してくれて、会社全体が明るい雰囲気になりました。

環境整備をやることでいい会社だなと思えるようなりました。

初めは環境整備で、お客様の目に触れることのないバックヤードの床を磨くことになんの意味があるのか解りませんでしたが、続けていたら小さなゴミなどにも気づくようになり、ホールでもお客様のちょっとしたことに気がつくようになりました。
環境整備によって、社長や上司との距離が近くなり、自分のことをよく知ってくれている、本当にいい会社だと思えるようになりました。