倉庫業配送センター代行
配送センター代行業務は、商品管理から封入、梱包、ラベル貼りなど商品発送 までの業務を一括でお引き受け。1千万個を超えるアイテムを、環境整備を通 じて管理し、大きな成果へと発展させている。

代表取締役社長 達城久裕樣
教育するのも成果を上げるためですよ。社員にコップを下向きにされるより、上向きの状態にしたほうが入りますから。だから、教育とコミュニケーションを大切にしますね。

 

 

 

倉庫内のどこになにが置いてあるのかすぐに解るように表示されている。商品棚を1軒のマンションに例えると、マンション名、フロア表示、部屋番号が細かく表記されているので、初めての人でもすぐに必要な商品を見つけることができる

数字はそれだけで言葉。倉庫のショールム化として、ひと目で解るように、管理在庫数、管理アイテム数、1日の最多出荷数、無事故出荷継続日数を掲示

だれが見てもひと目で解るように、「やってはいけない事」を掲示し、情報共有する

 

お客様獲得のための環境整備

関通では環境整備の基本となる、整頓を徹底することで、業績を大きく伸ばすことに成功している。そのひとつが、倉庫のショールーム化だ。達城社長は、お客様に、ライバル他社の倉庫を見学した後で、関通の倉庫を見学していただくようにお願いしているそうだ。「その結果、ほぼ弊社に決めて頂けます。やはり見た目ですから、見た目がいちばんきれいで、整理整頓できていれば第一印象で、他社との差がひと目で解りますから。物を揃えてあれば、変なところがひと目で解ります。揃っていないと、揃っていないという事実だけが見えて、どこが悪いのかは解らない。揃っていると、揃っていないところが見えてくるので、徹底的にやりますね。」
「やらなくてもいいことをやる時間を作ることが、環境整備なんじゃないかな。仕事をやり易くする環境を整えて備えるというのは、言い換えれば、早く進める準備っていう意味もあると思いますね。なぜ時間を作るか?それはお客様の無理難題を聞ける時間を作り、お応えするためです。
私たちの仕事は、決められたことを繰返し繰り返しずっと続けるしかないんです。それは環境整備も同じですよ。終わることはないんです。だから『今日はここだけ』、という概念で無理しないで続けるしかない。いきなり業績が上がるなんてことは無いんです。業績を上げるためには、お客様を増やすこと。そのための環境整備です」


環境整備点検の点数は250点満点。共有場所と業務スペースの2つのエリアの合計点で、個人別の点数が一覧で掲示される

環境整備の改善で、達城社長が社内で横展開してほしいものを掲示し、全社でパクリ改善する

 

現場の声

数字が共通の言葉

弊社は元から社長の決定はすぐにやるという文化があったので、環境整備はそんなに大きな抵抗もなく取組めました。始めは道具もやり方もバラバラでしたが今は教育の柱となっています。
現在は既存のお客様と定期的にミーティングを開催しているのですが、その時に共通の解りやすい言葉となるのが数字です。私たちがどのように業務しているかを、すべて数字でご報告しています。お客様が直接見られない弊社の業務内容を、数字でお知らせすることで理解していただけ、評価もしていただけますから。

社員が同じ方向へ進めるようになった

私にとって環境整備はよりどころです。環境整備をちゃんとやっているということが軸となって
います。
私は営業も担当しているので、商談の席でお客様から他社との違いを聞かれる機会が多々あるのですが、環境整備を始める前は品質など、曖昧なことしか答えられませんでした。今は環境整備を行なっていて、現場を見ていただければ絶対にご安心いただけます。と自信を持って言えます。
環境整備はライバルと差別化できる弊社の強みです。